かんきつ:ミカンハダニ

適用農薬

 防除時期  農 薬 名  倍 数 等  安全使用基準
越冬期
12月下旬
 〜1月中旬
マシン油乳剤(95%)
      (97.98%)
 30〜45倍
 60〜80倍
 −/−
 −/−
発芽前
3月中旬
 〜下旬
マシン油乳剤(97.98%)   80倍   −/−
発生期 オマイト水和剤
(10月中旬以降使用)
┌エイカロール乳剤
│ケルセン乳剤40
└ケルセン水和剤33
マシン油乳剤(97.98%)
(6月中旬〜7月上旬使用)
ダニカット乳剤
ニッソラン水和剤
パノコン水和剤
┌ダニトロンフロアブル剤
│サンマイト水和剤
└ピラニカ水和剤
コロマイト水和剤
バロックフロアブル
カネマイトフロアブル
モレスタンVPジェット
マイトコーネフロアブル
750倍
 
1,500倍
1,500倍
1,000倍
200倍

1,000倍
3,000倍
1,000倍
2,000倍
3,000倍
2,000倍
2,000倍
2,000倍
1,000倍
100g/250m3
1,000倍
●14/2
 
●30/2
●7/1 60/1
●7/1 60/1
−/−
●−/−
●14/1
7/2
3/2
14/1
3/2
21/1 ●1/1
7/2
21/2
7/1
●30/3
7/1

注)  安全使用基準欄の日/回は、収穫何日前まで何回以内使用を示し、−/−は未設定、また、安全使用基準中の●印はみかんで、▲印は夏みかんで、無印はかんきつで登録のあることを示す。

  1.  卵、幼虫、成虫が常に混棲し、季節的にその密度が増減する。一般には7月の発生が多いがその発生は短期間の環境に左右されやすく、5月〜10月の間は常に発生の危険がある。
  2.  薬剤抵抗性対策として次の諸点に留意する。
    1. 冬期マシン油乳剤の散布を励行する。この散布を実施できなかった園では、発芽前(3月中〜下旬)の散布とする。
    2. 要防除密度を把握し、ハダニの発生消長に応じた必要最小限度の防除回数で、効率的な防除を行う。
    3. 同一系統の薬剤の連用を避け、薬剤のローテーションを厳守する。
      下記防除薬剤のうち、大カッコを付した薬剤は交差抵抗の関係から同一系統とみなす。
    4. 同一地域内では使用薬剤を統一し、抵抗性の複雑化を避ける。
    5. 地域の抵抗性の実態により、薬剤の選択に留意する。
  3.  マシン油乳剤(95% )の薬害に注意し、特に夏橙では11月下旬〜12月上旬の散布とする
  4.  マシン油乳剤(97.98%)は、梅雨明け直後の高温、強日射時の散布で薬害が出やすく、他剤との混用などによっても薬害が助長されることがあるので注意する。
     なお、現在技術確認されているマシン油乳剤(97.98 %)は、アタックオイル、トモノールS、スピンドロン、サマーマシン97、スプレーオイル、グリーンオイル、タカマシン、ラビサンスプレー、ハーベストオイルである。
  5.  マシン油乳剤(97.98%)と他剤との散布間隔に注意する(重点指導事項参照)。
  6.  防除薬剤中ボルドー液に混用可能なものは、エイカロール乳剤で石灰硫黄合剤と混用可能なものはエイカロール乳剤、オマイト水和剤、パノコン乳剤、ケルセン水和剤・乳剤である。
  7.  ケルセン乳剤は、夏期高温時の散布及び他剤との混用で薬害を生じることがある。また伊予柑、ネーブル、夏柑では使用しない。
  8.  ダニトロンフロアブル、サンマイト水和剤は目に対し刺激性があるので、目に入らないように注意する。
  9.  モレスタンVPジェットは地域により抵抗性の発達が認められるため、抵抗性の発達した施設での使用は避ける。