かんきつ:かいよう病

適用農薬

 防除時期  農 薬 名  倍 数 等 安全使用基準
 発芽前 3−3式〜5−5式石灰ボルドー液     ●−/−
ICボルドー66D  60倍  −/−
ICボルドー412  50倍  −/−
 開花直前
落弁直後
梅雨期
台風襲来前
ストレプトマイシン  100〜200ppm    21/5
3−3式〜5−5式石灰ボルドー液    ●−/−
ICボルドー66D        80倍  −/−
ICボルドー412  50倍  −/−
園芸ボルドー 400〜800 倍  −/−
コサイドボルドー、コサイドDF     2,000倍  −/−
Zボルドー 500〜 1,000倍  −/−
クプラビットホルテ      800倍  −/−
ガンデー水和剤       400倍  −/−
銅カスガマイシン水和剤     
(銅製剤には炭酸カルシウム 200倍加用)
    1,000倍
 7/5
バリダシン液剤5 500倍  14/4

注)  安全使用基準欄の日/回は、収穫何日前まで何回以内使用を示し、−/−は未設定、また、安全使用基準中の●印はみかんで、▲印は夏みかんで、無印はかんきつで登録のあることを示す。

  1.  夏橙、ネーブル、レモン、グレープフルーツ、文旦などは弱く、温州みかん、はっさくはこれに次ぎ、金柑、三宝柑などは強い。
  2.  病原菌は枝葉の病斑中で越冬し、春先より増殖し、雨水によって伝染する。この越冬病斑は春のものより秋遅く形成されたものほど伝染源として有力であり、特に潜伏越冬病斑、春先感染病斑は細菌の増殖力が強い。
  3.  新葉の発病は発芽直後から始まり、7月上中旬までであるが、傷がつくと遅くまで発病する。果実の発病もごく幼果期から始まり、7月上中旬に多く、8月中下旬に停止する。また果実も傷ができると遅くまで発病する。
  4.  本病も新梢の病斑が有力な二次伝染源となるので初期の散布が有効である。ただし、発芽直後のボルドー液、ICボルドー66D、ガンデー水和剤の散布は薬害を生じるので、自己剪定が終了するまで使用しない。自己剪定直後のボルドー液は、石灰の薬害が出やすいので、石灰量を少な目にし、その他の時期は銅と同量〜1.5倍とする。
  5.  銅製剤の使用にあたっては、薬害軽減のため、炭酸カルシウム水和剤 200倍を必ず加用する。特に6月以後は高温による薬害が出やすいので注意する。
  6.  ハモグリガの食痕、強風雨によるすり傷などが病原菌の侵入口となる。
  7.  発病の激しい枝葉、特に夏秋梢葉はできるだけ剪除する。