かんきつ:黒点病

適用農薬

 防除時期  農 薬 名  倍 数 等  安全使用基準
 6月上旬
6月下旬
8月中〜下旬
デランフロアブル
ダイファー水和剤
マンゼブ水和剤
マンネブ水和剤
サニパー水和剤
有機銅水和剤 1,000〜1,500ppm
(スプレースチッカー 3,000倍加用)
有機銅キャプタン剤
コサイドボルドー、コサイドDF
(炭酸カルシウム水和剤 200倍加用)
フロンサイド水和剤
フロンサイドSC
ストロビードライフロアブル
ICボルドー66D
ICボルドー412
1,000倍
 500倍
 600倍
 600倍
 600倍
 
 
 500倍
2,000倍
 
1,000倍
2,000倍
2,000倍
80倍
50倍
30/3
60/2
90/4 ●30/4
60/2
14/2
30/5

●30/5
−/−

30/1
30/1
14/3
−/−
−/−

注) 安全使用基準欄の日/回は、収穫何日前まで何回以内使用を示し、−/−は未設定、
また、安全使用基準中の●印はみかんで、▲印は夏みかんで、無印はかんきつで登録のあることを示す。

  1. 本病はかんきつの種類、系統に関係なく、すべてに発病する。
  2. 病原菌は枝葉の組織内で越冬し、枯枝内で柄子殻および子のう殻を作り、それぞれ柄胞子、子のう胞子を形成しこれが雨水などで伝染する。
  3. 果実の発病は落花直後の幼果から成熟期まで発病するが、病原菌の胞子形成、胞子の伝染、感染には雨水を必要とするので、多雨時に感染することが多く、主な感染は梅雨時と秋雨期となるが、前者を初期感染、後者を後期感染に類別する。この感染時期の差によって病斑の型、色が異なる。
  4. 薬剤散布は左記3回を基準とするが、多雨時、混用によって殺菌剤の付着量が少ない時、伝染源が多い時などは、更に散布回数を増す。
  5. 殺菌剤と他の薬剤を混用すると防除効果が低下することが多く、逆に殺菌剤にマシン油乳剤を混用すると殺菌剤の残効期間が長くなり、黒点病の防除効果が高くなる。しかし、薬剤の混用に当たっては薬害に十分注意する。
  6. 殺菌剤と乳剤の混用により、中晩生かんきつに薬害の出ることがあるので注意する。
  7. デランフロアブルは夏期以降の散布で果皮に薬害を生ずるおそれがあるので避ける。また、伊予柑、はっさく及び収穫後長期貯蔵する中晩柑には使用しない。
  8. 枯枝が伝染源となるので、枯枝はすべて園外へ除去する。地域ぐるみで一斉に実施することが望ましい。